結婚相談所で、いつの間にか使いづらくなった言葉「がんばれ!」

結婚相談所での会員との会話の最後には、「頑張れ」と激励の言葉を送ってきました。
この言葉には、「今 あなたは辛いかもしれないが、私たちも同じ気持ちでいますよ。」との意味も込めています。ところが、いつのころからか「頑張れ」という言葉を使いにくくなりました。
交際中の男性会員が、夜勤女性に対して「頑張って!」とエールを送ったら「交際終了」と連絡がきました。
この心理状態がどのようなものなのか、専門の方に伺う機会がありましたのでご紹介します。これから婚活を始めようとしてる方・婚活中の方もその心理を知っておくと、トラブルを未然に防ぐことが出来るかもしれません。

結婚相談所ではNGワード?「頑張れ」

悪気もなく、よかれと思って「頑張れ」と励ましたつもりが、「これ以上、何を頑張ればよいのですか?」と逆切れされたという場面を体験したことが多くなってきました。
仲間の中にも「頑張ってくださいね」と会員に声がけしたところ、「仲人なのに、頑張ってなんて言葉を使うなんてひどい!」という理由でクレームになったケースもあるほどです。

発端はおそらく2000年以降、職場で「心の病」が労災認定されるようになり「うつ」という心の病が注目されるようになった頃からだと思われます。疲弊している人にこれ以上「頑張れ!」と言ってはいけないという対処するようになってから顕著になってきたと感じます。

自分を認めてもらいたい

そもそも、「うつ」は、休みを取らずに働きすぎたり、頑張りすぎて限界を迎えることによって起こるとの認識から、限界に達した相手にそれ以上頑張れと叱咤激励するのは、酷ではないかという発想から言われるようになりました。
ただ、「うつ」といってもさまざまな症状があり、昨今は、さほどの負担がなくても、休みが取れていても、こころの不調を訴える人は増えています。
もちろん物理的なものだけでなく精神的な負荷もありますので、「怠けているだけでは?」「わがままなのでは?」と周りが不可解に思うケースも少なくありません。
楽な仕事ばかり有る訳ではありません、生きていればさまざまなことがあります。そんな毎日の中で、頑張らないで済む事なんて基本ありません。
しかし、なんでも他人のせいにしてしまうような思考に陥っていると、「頑張れ」と言われたことに対し「なんで自分が頑張らないといけないのか?」と、腹立たしい思いになりがちです。苦しいのは、自分のせいじゃない、このような状況になったのは周りのせいや、自分を認めない相手のせいと思えば、自分が頑張ることが理不尽にさえ思えるからです。
しかし、自分の人生は自分がどうにかしないと、前に進むことも、状況を打破することもできないのです。その時は、背中を押してあげることが時には必要になります。

NGワードにしてはいけない

最近では、精神科の先生方がうつ状態であっても「頑張れ」と言ったほうがよいと推奨する意見も増えてきています。頑張れと声がけすることで、起きている出来事や物事を自分事として捉えてもらいたいという思いが含まれているのだと思います。
そういう意味では大切な言葉なので、何でもかんでも一律に「これを言ったらダメ」などという対応を規制することや、それを言うことが悪であるような、NGワードになることを避けなくてはなりません。

「頑張れ」と言われて嫌な気持ちになるのは、次のような理由が挙げられます。

頑張っていることを認めてもらえなかったのかという残念な気持ち
・どう頑張っていいのかわからない焦りや不安
・わかっていないくせにといういら立ち
・理解してもらえなかった悲しみ
・自分の中での限界に達していて、これ以上やりたくないという拒否

思いは1つではなく、複雑に絡まっています。

おちこむ女性怒りと、悲しみの感情は同居していることが多いので、自分の状況や思いを理解してくれなかったという失望が、その言葉に対しての拒絶が起因するのではないかと思われます。

ということは、上から目線や憐み、あいさつレベルでの発言は避けたほうがよいということです。

「頑張れ!」はすばらしい言葉

例えば、スポーツ選手に対しては、当たり前のように「頑張れ~!」と声援を送ります。また、受験や何かの試験に向かう家族に「頑張ってね」と声をかけると思います。真摯に何かに取り組んでいる人に対して、心から応援する「頑張れ」はすばらしい言葉だと思います。

最近は、相手にかけてはいけない悪い言葉とのイメージが先行するあまりに「顔晴れ」などと、当て字で表現することも有るそうです。遊び心で当て字を使うのは問題ないとは思いますが、かえって不快に感じるのではないでしょうか?。

そもそも、頑張るも当て字で、「眼を張る」といった、気力を込めて何事かに立ち向かう様子、また「見張る」から一定の場所から動かないという意思の強さを意味する説と、「我を張る」といった、自分の意思を貫くことを意味する説とあります。いずれも本人が、自分自身で乗り切るための応援であったはずなのです。

相手の状況がわかっていないうえでの安易な声がけや、限界に達している相手へ追い打ちをかけるような叱咤を避けなければと思いますが、この言葉自体に嫌悪を感じる必要はないのと思います。

本当に気を遣う言葉の1つになってしまいましたが、相手を理解し認め、心からエールを送る言葉としての「頑張れ」や、自分の希望をかなえたり、意思を貫くために努力する「頑張る」が、相手を思いやる素敵な言葉扱いに戻るようになることを切に願います。

あえて「頑張れ!」と言います

応援言葉は「言霊」と云われるように、相手を傷つけたり、励ましたり、幸せな気持ちにできるものです。
時とともに変化し、本来の意味から離れ、正反対の意味になる事も有るでしょう。
だれを結婚相手と選ぶのか、だれが結婚相手と選んでくれるのかは、私たちが決めることではありません。自分自身で決めて行動し、相手との「縁」によって人生のパートナーを決める事業は、自分だけしかできない事です。「婚活うつ」になりそうなときは、いつでもあなたの愚痴をお聞きします。それが私たちの役目です。
だから、私たちは「常にあなたの行動を応援します」との気持ちを込めて あえて「みんながんばれ!」とエールを送ります。
あなたの人生の中では、あなたが主人公です。

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